・音楽理論ってなんだか難しそう・・・
・自分には合わないかも・・・
このように思う人は少なく無いですよね
音楽をやる上で音楽理論が果たして必要なのか、という論争は結構見かけますが、僕は「学んでおいて損はない」と思ってます
そこで今回は、音楽をやってるけど、もう1段階ステップアップしてみたいという方のために1冊の音楽教則本を紹介します
そんな方にお勧めなのが、藤巻浩さんの『聴くだけ楽典入門』です
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僕はこれを使って初めて音楽理論を学びましたが、確実に音楽理論の理解が深まりました
この記事では実際にこれを使って音楽の理論を学んだ僕がなぜこの教則本をお勧めするのか解説していきます
この教則本はこんな方にお勧めです↓
- 何曲か弾いてみて、自分のコピーした曲を理論的に分析してみたい方
- 作曲やアドリブ演奏に挑戦してみたい方
- ちょっとでも音楽理論に興味がある方
音声を聴きながら授業感覚で学ぶことができる
『聴くだけ楽典入門』には音声CD-ROMが付属しています
パソコンに取り込んで聴いてもいいですし、MP-3に対応したCDプレーヤーで再生することもできます
僕はパソコンに取り込んでiTunesで再生しています
このCD-ROMには44のチャプター毎に著者である藤巻さんの解説が収録されています
それも声だけでなく、鍵盤を使って「この音はドですね」みたいに実際に音を鳴らして教えてくれるので、まるでオンラインレッスンを受けているかのように学習することができます
文字だけだとどうしても眠たくなってきたり、飽きたりしてきますからね
この授業感覚の手法は藤巻さんの別の著書でも採用されています
2020年1月現在7冊の教則本を出版されていますが、僕は全て所持しています
そして7冊全て、この音声を流しながら学ぶという手法を採用しています
この『聴くだけ楽典入門』は3冊目なのですが、1冊目の「コード作曲法」の音声を聴くとめっちゃ早口だったんですw
でもそのあたりを改善したのか、本書『聴くだけ楽典入門』は結構ゆっくり目に喋ってくれているので分かりやすかったです
「音程」について詳しく説明してくれる
音楽理論には3度だとか5度だとかの音程が付きまといます
- コード
- スケール
- テンション
これらの項目を理解する上では音程について知っておかなければいけないことが結構あります
音程は音楽理論を学ぶにおいてかなり重要な要素なんですけど、この教則本は音程にフォーカスした内容と言ってもいいです
あとがきでも「一つのことを掘り下げて発展させているだけ」と書かれています
「あれ、こうしたらいいの?」
と迷っているのを
「いいから、これやっとけ」
と手を引っ張ってくれるのは本当に心強いです
一つ一つ段階を踏んで教えてくれる
よくハズレの教則本にありがちなのですが、いきなり難易度の高い単語を連発させて読者が混乱することがあります
「こんなのは知ってて当然」という前提で話を進められてもこっちは初心者なんだから分かるはずもなく、結果混乱してしまいます
『聴くだけ楽典入門」では
- 譜面の見方
- 拍子の意味
- 音部記号
などの基礎的な部分から一つ一つページを割いて解説してくれています
音楽理論は分からないことをそのままにしていると、後から混乱してしまうことも多いので、最初の段階で詳しく解説してくれているのは本当にありがたいです
各項目の具体例が多いので理解しやすい
『聴くだけ楽典入門』は項目毎の具体例が多いです
一つの項目に対し6つの具体例があったりします
- この場合はこういうパターンもあるよ
- こういう発展の仕方があるよ
と、選択肢を増やしてくれるのは一つの利点です
一見、選択肢を増やすのは惑わせるのではないかという意見もあるかもしれませんが、逆に考えると選択肢が少ないのは偏った考えになる可能性もあります
偏った考えよりは、むしろ柔軟な姿勢で取り組んだ方が音楽的には良いと思っているので、パターンが多いのはメリットといえます
使う前に簡単な鍵盤を用意しておくことをオススメします
これは大抵の教則本に共通して言えることですが、音楽理論を学ぶときは鍵盤が手元にあった方が良いです
というのも、解説する例として「Cメジャースケール」とか白鍵を中心とした解説が多く、手元に鍵盤がないと理解しづらいということがあるかもしれないからです
白鍵というのはピアノの白い部分のことです
なので、郷に入っては郷に従えではないですが、鍵盤を手元に置きながらの方が理解はかなり深まると思います
鍵盤のサイズは大きくても49鍵くらいで十分だと思います
購入する際は、サイズ確認は事前に行うようにしましょう
手元に届いてから思ったより場所取っちゃう!なんてことが起きないようにしたいですね
MIDIキーボードについてはお勧めの機材を紹介した記事でも紹介しているので合わせて参考にしてみてください
まとめ
「音楽理論って分からん!むずい!」
という方って結構多いと思うんです
それで音楽理論アレルギーになってしまう方は本当に多いです
僕が実際に『聴くだけ楽典入門』を使ってみて感じたのが、「とにかく頭にスッと入ってくる」ことです
最初のうちは「理論って面倒なことも多いなあ」と思うことも正直ありましたが、少しずつ理解してきて、自分の好きな曲がどのように構築されているのかを知るのは結構楽しいです
そうなってくると自分の楽器の練習にも身が入ります
僕の場合はそれがギターでした
この『聴くだけ楽典入門』で音程のことについて学んでいなかったらコードとかスケールとかの理解がもっと遅れていただろうな、と今でも思います
もし音楽理論に興味があるのであれば、今回紹介した『聴くだけ楽典入門』を使ってみてはいかがでしょうか
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また、僕が実際に使ってみてお勧めできる教則本を5つ紹介した記事もあるので合わせて参考にしてみてください。もちろん今回紹介した『聴くだけ楽典入門』もお勧めしています