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【脱初心者用】上級者でも得られるバンドスコアを使うことによる4つのメリット

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・「もう初心者じゃないんだから、バンドスコアなんかに頼るな!!」

・「市販の楽譜に頼らずに自分の耳で聴き取れ!耳コピしろ!」

楽器を始めて何曲かコピーしていくうちに、たまにこういう声を聞きませんか?

確かに耳コピすることによって聴音の能力が鍛えられるので、耳コピに挑戦するという意見には賛成です

でも僕の意見としては、別に上級者だとしてもバンドスコアに頼ったって良いんじゃないかなあと思っています

この記事では、バンドスコアを使うことによるメリットを4つ挙げていきます

  1. 時短になる
  2. 楽譜を眺めることで曲の構成を掴みやすくなる
  3. 音価の理解が深まる
  4. 楽譜に書き込みをしていくことでより自分の中の吸収力を高める

バンドスコアを使うと時短になる

単純に楽譜を使うと時短になります

耳コピをするのってまあまあ時間かかりますよね

また音の種類によって聞き取りづらかったり、馴染みのないコードフォームを使ってたりすると余計に混乱してしまいます

僕もよくお気に入りの曲があって、市販のバンドスコアが流通してない時は耳コピして練習してましたが、やっぱり結構な根気が要ります

何回も何回もCDを巻き戻して

「あれ、ここはこのポジションかな?いや、こうかなあ」

などとよく試行錯誤してました

しょっちゅう頭を抱えながら

「どうやって弾けば良いんだyo!!!」と悲鳴をあげていました

1曲耳コピするのに相当な労力を要しました

もちろんそういう経験も必要なプロセスだったのかなあと感じることもありましたが、それはそうするしかなかっただけであって、やっぱり楽譜があってタブ譜を見るだけでできるならそっちの方がいいと感じます

個人的には回避できる苦労はしなくていいと思っているので、楽できるとこはとことん楽しましょうよ〜というスタンスで音楽を楽しめばいいと思っています

バンドスコアを眺めることで曲の構成を掴みやすくなる

楽譜があることの利点のひとつとして、曲全体を俯瞰的(ふかんてき)に見ることができるということです

ドラムがこのタイミングで入ってくる、ベースがグイーンと入ってくる、でギターをジャラーンと鳴らす

こういうことを視覚的に捉えられるので曲全体の構成が頭に残るんですよ

耳コピだけだとどうしても自分のパートだけに目が行き過ぎちゃって、周りの音をよく捉えられなかったりします

全体の音をバランスよく見るためにも楽譜を見ながら演奏することは有効です

バンドスコアを使うことで音価の理解が深まる

音価(おんか)もしっかり記載されてあるというのも楽譜を見ることの利点です

音価というのは楽譜の中での時間の長さを指します

楽器を演奏する上では

  • 音を鳴らす
  • 音を伸ばす
  • 音を消す

この3つが結構重要とされています

音を鳴らすというのはまあ分かると思います

ギターをジャラーンと鳴らせば音は出ますよね

でも音を伸ばすことと音を消すということが耳コピの場合、意外と軽視されがちなんですよね

僕も変に音を伸ばしすぎたり音をしっかり消すべきところで消せてないこと、しょっちゅうでした(ん?お前が下手なだけ?了解!!!)

楽譜を見ると、音符や休符が全て記載されてあるので演奏に必要なこれらの情報が網羅できているのは強みです

もし、休符の意味とかが分からなくても、曲を聴きながら眺めているだけで大体の感覚が掴めてくると思います

「あ、この休符はこのくらい音を止めるんだな」というのが感覚的に分かってきます

バンドスコアに書き込みをしていくことでより自分の中の吸収力を高める

これは僕が今でも実行していることです

どんなに簡単で小学生でも弾けるような曲でも、気づくポイントというのはあるはずなんですよ

このタイミングでこの楽器が入ってくるとか、バックでなっている音はコードに対して何度の音だとか、ヴォイシング(音の並び)はどうなってるかとか

で、自分なりに気づくポイントを見つけたら即座に楽譜に書き込みをしていくんですよ

そうすることで自分の中に曲がより染み込んでいくんです

昔聞いた話なんですが、ある一流のヴァイオリニストは、超簡単な曲でも楽譜が真っ黒になるくらい書き込みをしていたそうです

周りの演奏家達の楽譜を見ると、綺麗に真っ白な状態の中、そのヴァイオリニストの楽譜だけはぐちゃぐちゃに汚れるまで書き込みをしていた

僕はその話を聞いて以来、曲をコピーする時はどんなに簡単な曲でもぐちゃぐちゃになるまで書き込んでやろうと思い、ずっと楽譜を汚し続けています

これは耳コピだけだとできないことですよね

楽譜に書き込みをするという話は【ギター初心者】もう忘れない!1度覚えた曲を忘れにくくするための方法!という記事にも書いてありますので合わせてどうぞ

あくまで参考程度と考える

もちろん、楽譜が全て正解とは限りません

超大物アーティストの公式バンドスコアだってしょっちゅう間違いはあります

僕自身、バンドスコアを眺めていて

「あれ、このコード、明らかに違うしここも5線譜の音は合ってるけどタブ譜の音が違う」

ということしょっちゅうありました

公式とはいえ全部が全部本人監修というわけではないのでどうしてもこういった間違いは起きてしまいます

なのでバンドスコアはあくまでも参考程度に留めておいた方がいいですね

まとめ:バンドスコアを使うと楽だからどんどん活用しとこう

楽譜を使うことのメリットは次の4つです

  • 時短になる
  • 楽譜を眺めることで曲の構成を掴みやすくなる
  • 音価の理解が深まる
  • 楽譜に書き込みをしていくことでより自分の中の吸収力を高める

僕もそうでしたが変なプライドが邪魔して意地でも耳コピしようとすることってあると思うんです

もちろん耳コピをして耳を鍛えるのも必要だと思いますが、たまには近道したっていいと思うんですよね

「初心者じゃあるまいし全部耳コピしろ!」

という固定観念は捨てて楽譜の「使えるところだけ使う」スタンスでいくといいんじゃないかなあと思います

もし耳コピにチャレンジして聴感能力を上げたい!という方は、『聴くだけ音感入門』という教則本が最適だと思うので、参考にしてみてください

この著者の教則本は以前にも紹介したことがあるので合わせて参考にしてもらえたらと思います

初めて音楽理論を学ぶ人には『聴くだけ楽典入門』をお勧めしたい ・音楽理論ってなんだか難しそう・・・ ・自分には合わないかも・・・ このように思う人は少なく無いですよね ...