「あれ?この曲のイントロどう弾くんだっけ?」
「ソロのフレーズってどんなんだっけ?」
ギターでもベースでも、楽器を演奏する時はまずコピーから入ると思います
自分の好きなアーティストだったり、流行りの音楽だったりするでしょう
でも時が経つと今まで弾けていたはずの曲を忘れてしまうことって「あるある」だと思うんです
そこで今回は、曲を簡単に忘れにくくする方法を提示していきます
結論から言うと、バンドスコアに書き込みをすると忘れにくくなります
これは僕が昔から実践している方法で、効果は実証済みです
なぜバンドスコアに書き込みをすると曲を忘れにくくなるのか、詳しく解説していきます
バンドスコアに自分の言葉で書き込みをしていく
曲を覚える時には「バンドスコア」を見て練習すると思います
その時に、譜面上に自分が分かりやすいように書き込みをするんですよ
ポイントは、「自分が」という所です
人に分かりやすいようにでなく自分が理解できればなんでも良いんです
例えば
・コード進行のところに「なんか悲しそうなコード」
・ギターソロのところに「リズミックな感じ」
・Aメロに入ったらベースとドラムだけになるから「ここはギターはお休み」
とか、ホントに大雑把で良いんです
自分さえ理解できれば良いんですから
これを実践していくと、曲全体のイメージが自分の中で出来上がっていくんですよ
また、「書く」という行為が身体的にも視覚的にも脳みそさんにも覚えてもらえます
なので頭で「あ〜こんな感じだなあ」と思うだけでなく「書く」という所が味噌です(脳みそだけに)
実際に筆者が書き込みを行なっているバンドスコア
例えば今、僕が所持しているB’zの「Brotherhood」というアルバムのバンドスコアを開いてみましたが、1曲目の「F・E・A・R」という曲のページを見ていると
・リラックスして(アップピッキングとダウンピッキングの順番が複雑な時)
・流れるように(スライドフレーズが続く時)
・ここはベース音を省略(サビに入る前)
などなど、冒頭4ページでかなり大雑把に書いていますw(著作権の関係で中身を載せられないのでごめんなさい)
でも、これを書くのと書かないのとでは自分に染み込んでいく理解度が段違いだと実感しています
あとは曲ごとのコード進行をアナライズ(楽曲分析)して、スケールはどんなスケールを使っているのか、ポジションはどこのポジションで弾いているのかなど細かいことも書いています
が、このへんは理論的なことがつきまとってくるので、初心者の方は大雑把な感じで全然OKです
「自分さえ理解できれば良い」んですから
バンドスコアには綺麗に書こうと思わない
もう、超汚い字でも良いです
自分が解読可能なレベルであればなんでも良いです
僕は赤ペンを使って書いていますが、黒ペンでもマーカーでもなんでも良いです
とにかくスピーディーに!かつ大雑把に!自分が分かる言葉で!書ければOKです
バンドスコアは自分の所有物であることが前提
当たり前のことですが、人から借りたものであれば書き込みをしてはいけませんw
友達にスコアを貸して戻ってきたら赤ペンでアラビア文字がぐちゃぐちゃに書き込んであったら怖いでしょ?
バンドスコアは大抵3000円ほどで、中古だともっと安くなると思います
なので、スコア代は自己投資だと思って惜しまず使っちゃいましょう!
そのスコアを使うことであなたの音楽人生が素晴らしく飛躍するかもしれないですし!
まとめ
・バンドスコアを買う(自分の所有物であること)
・自分が理解できる言葉で書き殴る
・綺麗に書こうと思わない
以上のポイントを抑えて練習すると、曲の理解度が飛躍的に向上します
せっかく購入したバンドスコア、ぐちゃぐちゃに書き込んで汚してやりましょう!
それであなたが大きく成長するならバンドスコアさんも本望でしょう!