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【ギター初心者】ギターの弦交換を写真付きで分かりやすく解説します

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・初めてギターの弦交換をするんだけど正しいやり方が分からない!

・失敗しそうで怖い!

初心者ギタリストにとって最初の壁の一つと言っても良い「弦交換

何をやれば良いのか分からない人が多いと思います

この記事では、10年以上ギターを弾いている僕がギターの弦交換を写真付きで分かりやすく解説していくので安心してください

弦の交換を始める際は、必ず周辺にペットや小さいお子さんのいないところで行いましょう。弦は細く鋭いので怪我をする恐れがあります。

ギターの弦交換に最低限必要なもの

まずは弦交換に最低限必要なものとして以下の3つです

  • 新しい弦
  • ニッパ
  • チューナー

この3つがあればとりあえず弦交換はできます

ギターの弦交換にあると便利なもの

  • ギター指板用クリーナー(指板についた汚れを落とす)
  • ギターボディ用ポリッシュ(ボディの汚れを落として艶を出してくれる)
  • レモンオイル(指板の保湿に使用。オレンジオイルもあります)
  • ギターピロー(ネックの下に敷いてヘッドを少し浮かせるためのもの)
  • ギター用クロス(布。クリーナーなどはこの布に付けて拭く)
  • 電動式ストリングワインダー(マジでお勧めです。これがあると弦交換のめんどくささが半減します)

これらは無くても弦交換は可能ですが可能であれば用意しておくことをお勧めします

特に指板用クリーナーなどは弦を外したタイミングでしか使用できないので、弦交換のついでに指板をキレイにしとくとモチベーションの向上に繋がります

ギターのメンテナンスにあると便利なものを紹介した記事もあるので合わせて参考にしてみてください

準備ができたらギターの弦交換をやってみよう

ではいよいよ弦の交換をしていきましょう

今回はレスポールの弦交換をしてみたいと思います

ストラトでもテレキャスでも基本は変わりませんのでご安心ください

①弦を緩める

弦を緩めていきます

一番太い6弦からでも一番細い1弦からでもどちらでも良いです

また、人によっては1本ずつ外して1本ずつ交換していく人もいますが、指板の掃除もしづらいですし、交換もやりにくくなりますので全ての弦を外す方法を推奨します

緩める際、間違って逆に締めてしまう事があるので弦を鳴らしながら緩んでいるか確認しましょう。締めすぎると弦が切れて危険です

②弦を外す

全ての弦がある程度緩んだら弦をニッパで切ります

位置は真ん中くらいで OKです

切れましたね

この調子で他の弦も切っていきます

全ての弦を切ったら外していきます

レスポールの場合はこのように外しますが、ストラトなどはボディ裏から弦を抜きます

全ての弦を外しました

③ギターを掃除する

次はギターを掃除していきましょう

この工程は飛ばしても弦交換はできますが、全ての弦を外す機会はなかなかないので、このタイミングでギターを掃除していきます

キレイになるとモチベーションが上がりますよ♪

まずは指板に付着した垢や汚れを落としていきましょう

使うのはこちらのクリーナー

【TRICK フレットボードクリーナー TP11】というクリーナーです

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指板用クリーナーをクロスに吹き付けます

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指板を磨いていきます

次に、指板の保湿を行います

保湿を行うと、指板が滑らかになります

使うのはこちらの【ダダリオ】のレモンオイルです

柑橘系の香りがします

これをクロスに染み込ませ、指板を拭いていきます

次にボディの汚れを落としていきます

ボディって意外と手の油とかが付着しまくってるんで磨くとテンション上がります

今回使うのは【ケンスミス PRO FORMULA POLISH】です

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こちらもクロスに吹き付けてボディを磨いていきます

特にネックの裏は手の油や赤が付着しやすいので忘れずに拭いていきましょう

これで指板とボディがキレイになりました

次はいよいよ新しい弦を張っていきます

④新しい弦を張る

今回使うのはエリクサーの【OPTIWEB Super Light】です

09-42と細めの弦で、押さえやすいので初心者の方にお勧めです

こちらの【ギター初心者】最初のギター弦にはコーティング弦をおすすめしますという記事にも書きましたが、初心者の方はエリクサーのようなコーティング弦がお勧めです

1本ずつ通していきます

通したら、大体ペグ2個分のところを指でつまみます

ペグというのはヘッドについてる弦を巻くためのものです

そしてつまんだまま戻して

外側に折り曲げます

これで大体ペグ2個分の余分な長さができました

なぜこんなことをするかというと、ピンと張りきった状態で弦を巻いていくと巻き代が足りなくなるからです

大体ペグ2個分と覚えておくと良いです

ここから弦を巻いていくのですが、ここで便利なアイテムを使います

これはストリングワインダーといってペグに装着して弦を巻くためのものなんですが、電動式なのでボタンを押すだけでくるくる回って弦を巻いてくれるんです

もちろんストリングワインダーが無くても弦交換は可能ですし、僕も8年くらいはその存在を知りませんでした

ですがこれを使い始めて弦交換の時間が短縮できたので少しでも弦交換の時間を短くしたい方にはめちゃお勧めです

個別にレビュー記事も書いてあるので合わせてどうぞ

ではこれを使って弦を巻いていきます

ペグに装着して巻いていきます

巻き過ぎると弦が切れるのである程度弦が張ったら止めましょう

これで6弦が巻けました

弦をボディ側に引っ張りながら巻いていくとキレイに巻く事ができます

弦を巻いたら余分な部分をニッパでカットしましょう

あえて余分な弦をカットしない事でヘッドを派手に見せるギタリストもいますが、その場合は弦がわさわさして危ないので注意しましょう(僕も昔やってました)

また、ブリッジ側(ギターのお尻の方)を確認して弦がナットの上にしっかり乗っているかもチェックしましょう

1弦がナットの上に乗っていないのが分かるでしょうか

たまにこういう事があるので注意しましょう

また、ストラトなど裏から弦を通すタイプのものは弦のポールエンド(お尻の玉がついてる部分)がしっかりと引っかかっているか確認しましょう

これが中途半端な位置で引っかかっているとまた弦を緩めてやり直し、ということになるので裏から弦を通すタイプのギターの場合、1本1本確認していきましょう

では他の弦も巻いていきましょう

レスポールのようなヘッドの形状だと、6、5、4弦と3、2、1弦は巻いていく向きが逆になります

弦を折り曲げる方向も逆になります

ストラトのようなヘッドの形状だと巻いていく向きは一定です

1番細い1弦は巻き過ぎるとすぐに切れてしまうので慎重に巻きましょう(経験あり)

これで全部巻き終わりました

お疲れ様です!!

と言いたいですがもうひと段階あります

弦をチューニングする

弦を正しい音に合わせていきます

音を合わせていくために【チューナー】を使います

今回は【KOLG AW-LT100G】というチューナーを使用します

チューナーにはヘッドに挟むタイプのクリップ式や繋げて使うタイプのペダル式などありますが、クリップ式がお手軽でお勧めです

ではチューナーをギターのヘッドに挟みます

チューナーに記載してある「440」という数値は周波数を表すもので、たまに「441」で設定する方もいますが「440」が一般的なので「440」で設定しましょう

ギターのチューニングは太い方から

  • 6弦・・・E
  • 5弦・・・A
  • 4弦・・・D
  • 3弦・・・G
  • 2弦・・・B
  • 1弦・・・E

以上が一般的なレギュラーチューニングと呼ばれるチューニングです

音を鳴らしながら少しずつ合わせていきましょう

全て合わせ終わったらもう1度チューニングしていきます

「え、また!?」と思うかもしれませんが、弦交換の直後はチューニングが狂いやすいのです

ほら、さっき真ん中だったのに下がってますよね

なのでまた全ての弦をチューニングしていきます

ギターは本来チューニングが狂いやすい楽器なので、まめにチューニングする癖をつけておくと良いです

何度かチューニングしていき全ての弦のチューニングが終わったら今度こそ完了です

お疲れ様でした!!!

まとめ:弦交換って最初は本当に大変だけど慣れると楽しい

ギターの弦交換って最初のうちはすごい時間掛かるし、面倒だと思うこともあるかと思います

ですがギターという弦楽器を演奏していく上で弦交換は必ず行う作業なので、是非この機会にコツを覚えていって欲しいです

僕も最初は弦交換が面倒で弦がサビサビの状態で弾いてたこともありました

でも弦交換に慣れた現在は弦交換のタイミングでギターのメンテナンスができるので結構好きな時間なんですよね

ぜひ自分の大切な相棒をピッカピカにしてあげて愛情を注いであげてください